腹痛と微熱に襲われた。
受験期だったこともあり、先生からは
治るまでは学校に来るなと言われた。
医者に行く足も金もなかったので
自宅療養していたら母が涙ながらに
「学校か病院へ行きなさい。
私の命はもう長くないかもしれないの」
と叱ってきた。
仕方なく、腹をくくって学校に向かって
歩いていたんだけど、
道中の雪道に倒れこんでしまい、気付いたら…
冬休み明けあたりに
なんだか腹痛と微熱に襲われ始めた
受験期だったもので先生からは
「周りにうつるといけないから
治まるまで学校に来るな」と言われ
医者に行く足も金もなく自宅休養していた
するとパート勤めだった母が、
二日目の朝、涙ながらに俺を叱った
「いつまでも家に引きこもってないで
学校か病院に行きなさい。
実は、私の命はもう長くないかもしれないの。
姉ちゃんも妹も頼れるが、
ただお前を残していく事だけが心配なんだよ」
曰く、健康診断でとったレントゲンに黒い影があり、
医者から「ガンかもしれない」と、
言われたとか……
泣きながらそんなことを言われてしまったら
仕方ないと俺も腹をくくり、
受験が近かったのでそのプレッシャーもあり家を出た。
腹痛ぐらいで病院に行くのも気が引け、
学校に向かって歩いていたのだが、
しかし、学校にたどり着く前に、
あまりの腹痛で雪の積もった道端に倒れこんでしまった。
気が付いたら病院にいて、
医者から
「大分悪化した虫垂炎、いわゆる盲腸だね」と診断され、
「なんでもっと早く来なかったのか」と怒られた
腹膜炎も併発しかけていたらしく、
下手したら命を落としていたかもしれなかったと
昏々と説教された
母の黒い影も結局は
良性ポリープでその後全快、
俺は盲腸と凍死で二重に命を落としかけたと、
今では家族の笑い話となっている
休んで2日目で引きこもり呼ばわりされたってこと??
何はともあれ、無事で良かった。
お母さんは子供の体調を
気遣わなかったことを謝ったの?
勘違い悲劇のヒロインで忙しかったのかな
>>572
その通りです。
当時親戚宅の跡取り息子が引きこもりだったり、
引きこもりがかなり問題視されていたりして、
うちが田舎だったこともあり
重く受け止められてしまったようです
休み明けで学校行きたくないがための仮病、
と思っていたそうで……
>>573
母からの謝罪はありましたし、
もともと思い込みの激しい質なので
責める気になれませんでした
母の母も大腸がんで亡くなっていたらしいので、
心配になるのは仕方なかったのでしょう
家族そろってどっか変だよ
インフルやノロが流行ったら目も当てられん