叔父の息子(私の従兄)が
アルバイト先で積み荷を崩してしまった。
その場で従兄は社長から
損害金として80万円を
これから先給料から天引きするよう
言われてしまった。
しかし当時高校生の従兄弟の
月々の稼ぎはわずかな物で、
毎日働いても返済に一年はかかる。
コツコツ返済していた従兄だが、
社長に促され、
従兄は叔父に損害金を立て替えるよう
助けを仰いだ。
「お父さんゴメンなさい。
実は俺、先月積み荷を崩してしまって
80万円を支払わなきゃ
ならなくなってしまった。
今、貯金は10万円しかないし
頑張ってもバイト代は
月々5万円程度しか入らない。
社長は『早く支払え』と言ってくる。
50万ほど立て替えてはくれないだろうか?」
叔父はすぐに社長に電話をし、
「息子がとんだことをして申し訳ない。
すぐに支払わせていただく。
だが額が大きいので来月まで待って欲しい」
と謝罪した。
口約束ではあるが社長も納得した。
そして一月後、
叔父と従兄は会社に出向いて
社長に会って謝罪し残額を支払った。
しかし話はそこで終わらなかった。
「ところで、
その破損した現品はどちらにあります?
持ち帰りたいので
用意していただけますか?
金はらったんやし当然の権利ですわな?
・・・もうない?
捨てた?
ウソやろ。
B級品として売っ払ったんやろ?
箱で落ちただけやし
損傷のない品も結構あったやろ?
おぅ、今回はうちの息子に非があるわ。
やがな、高校生相手にたかんなて。
うちの息子学校辞めて
働こうとも思ったそうや。
俺に「お父さん、ゴメン」泣いて謝ったわ。
給料から天引きってのも
ホンマはあかんのやろ?
給料は給料として支払い、
損害金は損害金で請求するんが筋やんな。
出るとこでよか?
裁判起こす準備はもうできとるんや!」
そういって裁判所の書類を
机にばらまいた。
もちろん書類は白紙。
叔父のハッタリ。
だが社長はビビってしまい
損害金は結局4万円で済んだ。
その話を聞いて
「叔父さんすごいんですねw」
と言ったらニヤニヤしながら
「まぁな」と照れてた。
ひさしぶりに、
GOOD JOB 叔父さん!と思った。
でも、そういう時は
書類はきっちり作っていった方がいいよ。
(たとえ、個人で作った仮物でも、
穴があると付け込まれること有るし。)
>もちろん書類は白紙
「今件は解決しており以後ゴタゴタ言いません」
みたいな念書をいいたいんでないかな?
おじさんGJ!
半グレのおやじが調子こいてると
痛い目に合うぞって言っとけ
チンピラ乙w
いざというとき
会社でかけてる保険あるはず
高校生じゃまだ知らないか、
でも強い父ちゃんGJ!
分厚い裁判所の封筒を机に叩きつけたとか
そういうことかなと思いながら読んでいた。
まぁそれだとばら撒いてないけど。