数年後に私も結婚が決まったので
身軽に動けるうちにと
泊りで遊びに行った事があった。
いかにも古民家って感じの
重々しい雰囲気の家で
土間とか囲炉裏とは初めて実物を見て、
なんか妙に感動した。
真夏だったけど涼しくて、
ずっと住むのは私には無理そうだけど
こういう暮らしもいいなぁとか思ってた。
で、その日は結構遅くまでおしゃべりして、
そろそろ寝ようかってなって
客間の布団に入って寝ようとしたら
「シーン」って
音が聞こえるんじゃないかって
ぐらい静かで(意味不明だったらごめんw)
眠くなってたはずなのに
目が冴えて眠れなくなった。
こんな無音って経験したことが
なかったから少し怖かった。
それでもどうにかウトウトしかけた頃、
さわ・・・って感じで
顔を撫でられた感覚があって
目を開けたら誰もいなくて、
襖も閉まってる。
どっかから風が入ってきてるのかなと
思ったが、それらしい隙間もない。
気のせいかと思ったが、
再び眠ろうとしたら
畳を踏むような音が聞こえて
どう考えても同じ部屋の中から
聞こえる音だと思うと怖くて
タオルケット頭から被って
震えながらいつの間にか寝てた。
翌朝、友達に
こんなことがあって怖くてなかなか
寝れなかったって言ったら
「そんなもん気にしてたら古い家に住めんわ」って
笑われた。
嫁いできて最初の頃は怖かったけど、
一週間も経てば慣れたって。
最近じゃ「久しぶり~」とか
心の中で声掛けたりするそうだ。
もちろん返事はないそうだけど、
友達的には一条さん(葛山信吾)と
言うことにしてるらしい。
その逞しさに感動した。
座敷童だったりw
一条さんなら携帯を
マナーモードにし忘れて鳴らしてるはず
やっぱりそういうのって
どこも名前つけるのねw
うちの人(?)は
母が二階堂さんって名前つけてる
二階堂さんて
古い家ではネズミと共存できなくて大変なのでは
急に嬉しくなってきたw
そういえば、
その後の結婚生活も順調だし
新婚旅行先のラスベガスで
スロットやったら10万(日本円にして)ぐらい儲かったわ!