「息子があなたに
一目ぼれしたからお見合いしてくれ」
と頼まれた。
既婚者ですからムリですと断ったけど、
そこを何とかとうるさくて
授業にも支障が出るレベルに。
このカナダ人は夫の上司の兄婿で、
上司経由で紹介された英会話教室。
そういう事情であまりむげにも扱えなくて
「ひとまず夫と相談させてくれ」と逃げた。
結局、夫に相談したうえで
「喫茶店で1回おしゃべりするだけなら」
という結論に。
というのも
カナダ人講師の息子というのが、
まだ10歳の天使のような少年だったから、
まあなんか変な気を
起こしたわけじゃないだろうと思ったので。
カナダ人講師が50歳にして設けた
可愛い息子だったので、
息子可愛さのあまり
ちょっと親ばかになってるだけだろうと思ってた。
それで待ち合わせの
喫茶店に行ったんだけど、
なんかでかい茶髪が店内にいるのが
窓の外から見えた。
というか、
そいつ以外誰もいない。
カナダ人講師よりも若いが、
ものすごく老けてて
でかくてヒゲむさい!
夫(店外待機予定)と2人して
「え?え?」となってたら、
茶髪がこっちに気がついたみたいで
手を振ってきた。
まさかと思ったら、
こいつが息子だったよ・・・orz
カナダ人講師が日本に来る前に
カナダで生ませた息子だそうで、
今年で40歳になるそうだ。
先日来日し、
父親の教室にきていた私を
見初めた()らしいよ。
一応夫と2人で話を聞いたけど、
×5だとか、
子が13人もカナダにいるだとか、
カナダで何かやらかして
(ここは話してくれなかった)
日本にいる父親を頼ってきただとか・・・
夫が勇気を奮って
「妻は渡しません!」と
言い切ってくれたんだが、
その夫の両手を握り締め、
「僕らは永遠のライバルだね」
とか抜かしてくれおった。
夫とがっくりしながら無言で帰宅したわ。
その後、英会話教室に
「新しいリック先生(仮名)デ~ス!」
といきなり登場したので
その日で教室をやめた。ムリ。
ごめん、打ち間違えた・・・
正しくは
「夫の上司の姉の夫」だね、すまぬ。
上司の!
兄の!
婿の!
息子!