棺桶で寝ている祖母に花を手向けようと、
棺桶の足元から近づいた瞬間、
手前2メートルくらいでつまづき、
足がもつれたまま体勢を整える事が出来ず、
棺桶の上に倒れ込みそうになった。
とっさに祖母に手を突くのだけは
避けようと、
手を広げて棺桶の両横板の上に
片手ずつつき、
ちょうど祖母の上で
腕立て伏せをするような体勢に。
その瞬間、ベリメリッという音とともに
横板が両方とも、
バラけてしまったではないですか。
もう家族・葬式業者ともども大慌てで、
葬式まで時間がないから
新しい箱は用意できず、
「とりあえずガムテープ用意しろ」
「ガムテープはないだろ、釘は無いのか」
「金属は焼いた時残るので困ります」
「ロープで縛れ」
「見た目がガムテープより悪いだろ」
「どうせすぐ焼くし」
「花で隠せ」
などと慌てふためく中、
なるべく邪魔にならないように
端っこで土下座してました。
結局、棺桶は裏側からガムテープで止め、
式の間、寄り添う風に見せかけ支え、
運ぶ際は家族が必死の形相で抑え合い、
なんとか無事に終了。
息の合った家族の連携プレーに、
きっとお婆ちゃんも喜んでると思う。
いや本当にごめんなさい。
棺桶って、釘使えないなら
接着剤とかで出来てるのかな?
そりゃ脆いわな
隅で土下座がワロタw
(それでも焼場の予約が取れないくらいな人口)だと
別に釘使ってるけどな<棺桶
骨拾う時に焼け残ってる。
燃えにくい遺品は入れないでくれって
言われるけど。
土下座しててうろ覚えなので、
釘は使っていた気がします。
たしか家に1cmくらいの短いのと
15cmくらいの長いのしかなくて、
1cmじゃ意味がないし
10cmのじゃあまりにも太すぎてダメで、
L字金具使って
1cmの釘で止めようとして
断られたのを思い出しました。
家族はその日から痩せろ痩せろと
顔を合わす度に言い、
15キロ減量に成功致しました。
婆ちゃんからの置き土産と思って、
墓前でしっかり手合わせたろうね?
そ、そう言われて思い出しました!!
生前、よく祖母に
「もうちょっと痩せないと、
お嫁にもらってくれる人がいないよ~」
と言っていたのを…
(/_;)お婆ちゃん…
ありがとう…
でも、
痩せてもお嫁に行けてないよ…?
男だと思ってたら女かw
置き土産にするなら痩せさせるよりも
倒れこんだときに颯爽と支えてくれる
男前な葬儀屋のほうが手っ取り早かったな。