当時の担任は「お残しは許さない」タイプの人で、
トマト煮が出る日はみんな憂鬱だった。
ある日、給食を運んでいたA君が
トマト煮をひっくり返してしまった。
泣きながら謝ってくるA君に俺たちは
内心ニコニコしながら、慰めていたら担任が余計なことを…
小学生の時、給食に
トマトの白豆煮ってくそまずい料理があった
しかもその時の担任が
「お残しは許さない」タイプだったから
その料理が出る日は皆憂鬱だった
そのトマト煮が出たある日、
配膳カーから給食を運んでいたAくんが
トマト煮をひっくり返してしまった
半泣きでごめん!と詫びるAくんに
気にすんなよ!失敗は誰にもある!って
皆で慰めながら顔はにこにこだった
これであのクソマズトマト食べなくていいんだ…と
しかしその光景に感動したのか、
担任の先生が立ち上がった
各教室を回って余ってるトマト煮を回収し始めた
クソマズトマト煮はどこでも人気がなく、
大量に余っていたため
すぐにもとの量どころか二倍近く集まった
「よかったね!」とニコニコの担任に
いつもの倍くらいの量注がれた
トマト煮を見て絶望する俺たちだった
不味そう。
うちはさつまいものオレンジ煮ってのが一回出て、
食べきれなくて小学一年生で午前中には
授業が終わるのに六時間目の授業の
チャイムが終わっても教室で一人で
残って食べられなくて泣いてたなぁ。
先生が戻ってきて怒られたらどうしようって
思いつつもあまりにも不味くて食べられなくて、
黒板に「たべられませんでした」って
書き置きだけ残して給食室に食器返しに行った。
次の日書き置きはそのまま残ってたし
先生は居残り給食させてたことも覚えてなかった。
誰もが給食に関する苦い思い出は
必ず一つは持っているもんなんだろうか…。