ちょっと長くなってしまったんですが、夫の話。
友人が結婚したのだが旦那が超モラハラ男だった。
暴力はなかったけど、
女は男に尽くすべき、
家事は女がやるのが当たり前という信念のもとに、
友人のやることなすこと文句をつけ、
外でも「うちの嫁は本当にダメな女で~」
みたいなことを言いふらす。
明るかった友人は結婚してから
あまり笑わなくなり、ガリガリに痩せた。
大事な友人が苦しんでいるのを見るのは辛くて、夫に相談した。
すると夫は
「そんな全時代的な人間が
まだ日本に生息してるのなら是非一度見てみたい」
と言い出したので、
私夫婦、友人夫婦で食事に行く事になった。
初対面の夫の前にもかかわらず
友人の旦那(便宜上A男とします)は友人の作る食事が
まずいだの掃除ができないだの言いたい放題で、
私はただただ愛想笑い、
友人はうつむいて黙ってる。
女性陣の反応が薄いのが気に入らなかったのか、
しばらくするとA男は夫に絡み始めた。
A「うちの嫁は洗濯も満足にできなくてさ~」
夫「じゃあ自分でやればいいじゃないんですか?」
夫の言葉に一瞬固まるA男。
ここから夫のターン。
夫「ていうか、自分が履いて汚した下着や靴下を
誰かに洗ってもらうって何か嫌じゃないですか?
俺は嫌だなぁ」
夫「さっき女は男に尽くすべきって言ってたけど、
それって母親が子供の世話をするのと何が違うんですか?」
夫「『ママが全部やってくれるのが当たり前なのぉ~』
ってのが男としてかっこいいってことですか?」
夫「社訓が『女は男に尽くすべき』だったら
企業としてはブラックだと思うんですけど、
家庭だと大丈夫な理由って何かあるんですか?」
矢継ぎ早に質問されてA男はあわあわ。
夫は普段無口で無表情だが、
ものを言うときははっきりずけずけ言うので
コワモテとは違う威圧感がある。
第一印象は小柄で物静かな夫にマウンティングを
かませると思っていたであろうA男にとっては
意外なカウンターだったかも知れない。
A男は「男としては」とか
「家庭での役割が」とか
ごにょごにょ言ってたけど、
何か言うたびに夫に
「じゃあそれはこういうこと?それともこういう意味?」と
終始質問攻めにされ、たじたじになっていた。
(『ママが全部~』のくだりは地味にダメージを受けたのか、
そこの部分だけは必死に弁解していた)
帰り道、夫に
「A男にすごい反論してたね」と言うと、
「反論じゃない、単純に疑問に感じたことをそのまま聞いただけ」
「俺は一人暮らしが長かったので、
自分のことを自分でやらない人間の考え方に興味があった」
「ああまで視野が偏った人間を初めて見た。今日は貴重な体験ができた」
てな感じの答えが返ってきた。
最近友人の離婚が成立し
自由の身になったので記念カキコ。
そして素晴らしい。ブラボー旦那!
いいことがたくさんありますように!
A男には週一で犬のフンを踏む呪いをかけておく
酔っ払いのもんじゃで。
今時男性も家事を分担すべきとか一般論言うよりも
え、なんで自分でやらないの?なんで?と
素朴な疑問として問い詰めたのが良かったんだろね
モラ男は棄てられてママのとこに帰ったのかなw
Help!
引用元: ・スカッとした武勇伝inOPEN