「姉ちゃん、見て見て～ ^^」寒すぎてガタガタ震えながら歩いていたら横から声を掛けられた。振り向くと下半身を露わにした男が立っていたんだけど思わず…

冬に一人で旅行に行った時のこと。

地元は滅多に雪は降らないので、

積もった雪の上を

まともに歩けないし何よりﾀﾋぬ程寒かった。

ガタガタ震えながら

ヨタヨタと歩いて夕方の町を散策していると、

少し人気の無い道に入ってしまった。

何も無いから引き返そうとすると、

横から

「姉ちゃん、見て見て～」と声をかけられた。

振り向くと建物と建物の隙間に、

下半身を露出した男が

満面の笑みでこちらを見ていた。

ヤバい奴だと頭では解っていたけど

慣れない寒さで脳まで凍えていたのか、

『アンタ何してんの!アホちゃうん!?ﾀﾋぬで!!』

と叫んでしまった。

私の声で人が集まって来て、

露出狂は逃げようとしてたけど

私はそれを腕を掴んで引き留めて

『ええから早う服着ぃ!誰か毛布とか持ってませんかー!』

と周りの人に呼び掛けた。

程無くして地元民の男性達に

露出狂は連行され、私は女性達に慰められた。

北国の変態の寒さ耐性に衝撃を受けた。