特に並ばずに待ってたんだけど、
知らないおっちゃんが俺の前に立った。
目の間に立たれるのが嫌なので
バス停の端で待っていたら、おっちゃんも端っこに来た。
でもそこはバスの降車側のドアの位置なので、
バスが来てもすぐには乗り込めない。
バスが来て運転手におっちゃんが止められている隙に
乗車口から乗り込んだんだけど、
後ろから乗ってきたおっちゃんが
「この若い奴のせいで座れなかった!」
とか喚いていたら、運転手が…
バス停の話で思い出した。
バス停に着いた時は
誰もおらず夕方の混雑する時間だったので、
どうせ座れないと思い、
並ばずに壁にもたれてバスを待ってた。
すると反対の歩道から
ジジイが走ってこちらのバス停に来ると
何故か俺の目の前に立ちやがる。
目の前に立たれるのがイヤなので、
少し横に移動。
するとジジイも移動し、またも目の前に。
腹が立ったので、
バス停の端で待つ事にすると
ジジイはまたもや俺の目の前へ。
で、バスが到着すると目の前でドアが開き、
ジジイは乗ろうとするが、
そこは降車側のドア。
ジジイは強引に入ろうとするが
運チャンに止められ
その隙に俺は普通に乗車。
満員で立っている人もいたので
先に乗った俺さえ座れなかったのに、
ジジイは
「この若いヤツのせいで座れなかった、
代わりに座ってる若いヤツが譲れ!」
と、怒鳴り出すが誰も譲らず、
さらに声は大きくなる。
そこに運チャンが
「このバスは○○病院発でしたので、
御年配の方や怪我の方で満席です。
騒ぐ元気のあるお方は、立っての乗車お願いします。」
と、アナウンス。
終点で降りる時、
いつも以上に「ありがとう」
と言って降りる人が多かった気がしたよ。