どうしてそうなったのかはもう思い出せないけれど、
小さい頃から人の顔色を伺うのが癖になってしまっていた
男性何人かとお付き合いしたが、
嫌われたくなくて何も決められない私と、
何でも決めたい男性という組み合わせで付き合ってばかりで、
何でも意見が通る男性が最終的に増長し、
私のほうが限界がきて別れるということを繰り返した
最終的にある男性と結婚したが、
結局似たような状態に陥った
ある日風邪をひいて寝込んでいると、
うざったそうな顔をした夫が、
今日は家事できないの?と言ってきた
そこで頭がさーっと真っ白になって、
憑き物が落ちたかのように重大な事実に気が付いた
こんなに頑張っているのに優しくしてくれないと
被害者面していたけれど、甘えていたのは私の方だ
夫の気持ちも考えず、
赤子のように無限の愛を寄越せと叫ぶ、
その叫びをリアルでは
奴隷のような行為に変換して表出させ、
だから愛を寄越せよと脅迫していただけだ
そして、こんなに愛を欲しがっていたのに、
私自身は夫を好きでもなんでもない
そこからは一気に生きるのが楽になった
夫は面食らって元の私に戻そうと
必死になっていたけれど、どこ吹く風で、
少し揉めたが離婚できた
自分の幼稚さが招いた事態だと思ったから、
こちらが慰謝料を払ったけれど、
元夫には今でも申し訳ないことをしたなと思ってる
もう15年ほど前の話だけど、
今は好きな仕事をしながら一人で楽しく生きてる
まだ完全にはあの頃の無限に愛を欲する自分と
決別できていないため、結婚は考えていない
幼少期に良い子だった人は
そういうのに陥りやすいって聞いたことある。
大人しくしとけば褒められるので
自分が我慢する事で親からの愛を得られると学習してしまうのだそうだ。
それが異性関係になると
モラハラパートナーを育ててしまう事になっちゃう。
確かに、兄弟達があれ買ってこれ買ってと
駄々をこねている横で
親の経済事情を気にして私はいらないと言い、
外食で何を食べたいか聞かれれば、
同行している人の好物を答えるような子供でした
あまりコミュニケーションが得意じゃないので
素直に甘えることができずに、
いい子でいることで愛情を欲していたような気がします
それを大人になっても引きずって…という感じでした
いい話読めた
人生プラスの転換期って、
他人や世界が変わるんじゃなくて自分の方が変わるんだね