俺と親友は小4からの付き合いで、
同じサッカーチームだったから
親ぐるみでの付き合いを20年以上やってる
お互い結婚しても付き合いは続いていて、
俺嫁と親友嫁も仲がよい
堅物だった親友が三十路にして不倫にはまった
いわゆる相談女ってやつらしい。
彼氏と別れたい云々の相談を受けてるうちに
ハメられてハメたもよう
親友は見た目も中身も変なやつになってしまった
茶髪になり
眼鏡フレームがチャラくなり
香水プンプンになり
スキニージーンズをはくようになった
痛々しい若者言葉を使い、
俺が「?」という顔をするたび
得意げに「時代についていけてねぇな~」と解説してくる
去年の年末ついに親友は
嫁さんに離婚してくれと言った
「俺の人生はここからだ。
お前一人で終わる男じゃないんだ。
頼むから俺を開放してくれ」と言ったらしい
親友の嫁さんが俺嫁に愚痴りながら泣いていた
親友嫁さんはついに離婚やむなし
という結論にいたり、
財産分与等具体的な話をすることになった
証人として話し合いの場には
親友嫁父、親友弟、俺がいた
なお親友父は脳梗塞をやった後遺症があり、
親友母は足が悪いので
親友嫁さんが週末や会社帰りに通いで色々やっていた
その件についても話し合わねばならないのだが
一番神経がわからなかったのはここだ
親友は離婚しても、
親友嫁さんが自分の親の面倒を続行して見てくれる
と思いこんでいた
親友嫁父、親友弟、唖然
親友弟「なんでそうなる」
親友「?」
俺「いいか、離婚したらもう他人なんだから
嫁さんにそんなことする義理はないんだ」
親友「義理とか!(嫁さんの方を向いて)
オマエは俺の親に義理で接してたのか!
そんな女と思わなかった!」
親友弟「情けない」と頭を抱える
俺「オマエ自分が何言ってっかわかってるか?」
親友、嫁さんに向かって
「オマエは俺の親が嫌いなのか!親を見捨てるのか!」
この後は「鬼のような女だ、離婚で正解だ」みたいなことを
喚きはじめたので、
嫁さんは父親に連れられて退場した
俺と親友弟で
「離婚したら、お前の親の面倒をみるのは、お前か新嫁だ」
と辛抱強く説明したが、親友は
「中途半端なとこで物事を投げる女だ!」とずっと怒っていた
不倫女に面倒をみさせる気はないらしい
親友の中では不倫女
=弱くから俺が守ってやらないと。
介護や雑事なんてさせられん姫
嫁さん
=強い女だからほっといていい。雑用向き。
俺親のことが大好きだから今後も世話するだろう
の図式が出来あがってしまっていた
嫁さんの父親がカンカンで、
弁護士入れて徹底的にやってやる!と宣言したらしい
俺嫁は「相談女は、絶対親友さんと結婚しない。
慰謝料どうこうになったら100パー逃げると思う」
と言ってる
俺もそう思う
俺親は親友親とは付き合いを続けるが、
親友本人とは疎遠になる方向
俺も同上の予定
地味だが堅実でいい奴だったのに、
たった2年で人間こんなに狂うのかとショックだった
不倫はこええ
よその女の相談に乗るのがもうね。
家の事は全部嫁さんに丸投げしてたんじゃないか
とゲスパーしてしまう。
悪いけど親友とはCOでいいんじゃないかな。
考え過ぎかもだけどあなたの嫁さんをアテにされる可能性は捨てきれないよ。
考えもしなかった!
あの調子だとないとは言いきれん
ありがとうございます
自分の理想通りなるようあらゆる手を使ってきそう。
まさにお花畑の住人。
引用元: ・その神経がわからん!その39